【モンキー】カブ70/90純正ヘッドへ交換(準備編)
長らく寝かせておいたカブ70/90純正ヘッドを起こします!
「これはいつかボアアップした時のために・・・!」と、これを購入したのはまだ二輪免許を持っていない頃の懐かしい思い出です。
当然こんなものを50ccに付けるわけにはいきませんので、このヘッドも使われる日を待ちに待っていたことでしょう。その日がようやく来た・・・かもしれません。
そんなこんなで分解・清掃・O/Hなど一切手付かずの状態のこのヘッドを、とりあえず問題無く使用できる状態まで持っていきたいと思います。
洗浄前はあまりにも汚く、”とにかくこの汚れを落とすこと”を先決としていたので、ギトギト状態の画像は撮っていません。
↓CRCのキャブクリ漬けで1日放置しましたが・・・頑固すぎて落ちきりませんでした。
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灯油にドブ漬けもしてみましたが、これもイマイチ・・・。
なので、マイナスドライバー・ワイヤーブラシ・真鍮ブラシ・スコッチブライト・その他 で腕がイカレる寸前まで徹底的に攻めることに・・・ ↑攻めてる最中です(これでも見違えるレベルになってます)。腱鞘炎になりそ・・・
現在のピストンはSP武川eステージ81ccのもので、当然ですが純正ヘッド用フラットピストンとなっています(厳密に言えばすり鉢状)が、50cc純正ピストンよりもバルブリセスがかなり小さめです。よって、カブ70/90ヘッドではバブルタッチは起きないだろうと予想。しかし、念のため検証してみることにします。
最初はスチールシリンダー用極厚ガスケットを使ってみようと思いましたが、厚すぎてカムチェーンがエライことになり(当然、ヘッドナット締め付け後&テンショナーは全緩)カムスプロケを取り付けることができませんので、アルミシリンダー用のメタルガスケットに戻しました。 バルブクリアランス検証はパテや粘土が定番ですが、私は半田で・・・。
粘度が高い適当なグリスを塗布してから半田をセット。そして、いつも通りヘッドを戻して(勿論、バルタイやタペクリも調整します)フライホイールをくるくる回して接触/非接触判定(少しでもおかしな感触があれば即止めましょう)。 そしてまた開けてみると・・・ヘッドとの干渉はもちろん、バルブも触れてすらいません!
ヘッド側のバルブにもグリスすら付着していませんでした! これは問題無くOKと判断しました。
干渉検証が終わったので、燃焼室も綺麗にします。特に排気ポート内のカーボン堆積量がハンパではなく、デカいマイナスドライバーでゴリゴリやっていたら勢い余ってコースアウト!バルブシートをちょっと傷つけてしまいました・・・。 カーボン落としも兼ねてスコッチで磨いていたら滑らかになりました。 時間を見てバルブをある程度綺麗にして擦り合わせしまくりたいと思います。
バルブステムシールは当然交換で、スプリングも痛みが激しいのでその周辺パーツも交換する予定です。
バルブは・・・磨いて再利用も考えてますが、手間暇を考えると「新品いっちゃってもいいのかな?」なんて考えています。
さて、クルマ・バイクに限らず機械物が趣味な方にとって財力はなくてはならないもの。わかっちゃいるんですけどねぇ…。
厳しいながらもなんとかかんとかするのも一つの楽しみでしょうか。
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