【プジョー308】ソレノイドバルブ編 九州の某中古車屋に騙された話⑩
九州の某中古車屋に騙さた話編も今回で10記事目となりました(苦笑)
記事作成・投稿順序としては、基本的に自身が所有しているスマホフォルダ内の画像や動画を、なるべく撮影日に遡り作るようにしています。
並行して色々な作業を行っていたりするので、必ずや日時・順番通りではありませんが…。
長い名前ですよね。和名で最短で表せば「電磁弁」、長く表せば「過給圧力制御用電磁弁」となるでしょうかね。
ちなみに、PSAでは「エレクトロバルブ」と呼んでいて意外とあっさり。
このバルブの役割は読んで字の如くなわけですが、EP6エンジンに限らず大抵のエンジンは
〇プレッシャーセンサー
〇ウェイストゲートバルブ
〇↑を稼働させるアクチュエーター
〇↑を稼働させるために必要な真空を作る真空ポンプ
〇エレクトロバルブ(この電磁弁で真空ラインを制御)
〇ディバーターバルブ(これも電磁弁で「ブローオフバルブ」と言われたりも)
〇ECU
これらで過給圧(ブースト)が適切に管理されています。
そこで良く「ウエイストゲートバルブとブローオフバルブは一体何が違うのか」「なぜ2つもバルブが必要なのか」などといった疑問が散見されますが、これは実に簡単で、
ウエストゲートバルブ=タービン排気側
ブローオフバルブ=タービン吸気側
この位置関係を考えれば自ずと役割が分かると思います。
「タービンの稼働源は何か」「スロットル全閉時の過給圧を逃がす」
これ以上は長くなりますので、もっと詳しく知りたい場合は他を参照下さい。
さて、本バルブですが、とりわけ不具合があったというわけではなく、恐らくこの308が製造されてから現在に至るまで一度も交換されていないでしょうし、本体の殆どが樹脂素材で出来ている且つブローバイガスミストが回り込んでいる且つ電気で稼働する物ですから、交換しておいて損は無いと判断したためです。
取り付け位置はインテークマニホールドの裏にマウントされているので、インマニを外した方が脱着し易いのは言うまでもなく…。
映像中にもありますが、どうせなので真空タンクの位置も変更してしまいました。
古い方は合わせ目が拡大していることに加えて、本体を振るとチャポチャポとエンジンオイルが侵入していました…。
新品には合わせ目に耐衝撃・高耐久ボンドを塗り込み、キタコの適当なステーを組み合わせて専用ブラケットを自作しました。
ちなみに、このタンクは必要です。真空の”溜め”が出来るので、変な脈動などが生しないようにしてくれています。
サッカーで言うところの”ボランチ”的なポジションでしょうか。
レゾネーターなど撤去すると、このように広大なスペースが生まれます。
これでATF交換も容易に出来ますね。
あんな位置(元の)にあったら容易に交換や清掃が出来ませんしね。
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ちなみに、真空タンクのPSA正式名称は「バキュームリザーブ」で品番は「9806241980 or 454609」です。
ATF交換のことをチラッと出してしまったので、次はATF交換についてになるかと思います。