【モンキー】クラッチ外し&オリフィス拡大
専用ツールが到着したので作業を開始します。
なぜクラッチを外すのかということですが、外さなければオイルポンプが交換できないためです。
49cc→81ccで約1.65倍も排気量が増える(2.0L車の場合3.3Lになる計算Σ(・ω・))わけですから、やはりオイル循環系はしっかり対策しておきたいと思い、強化オイルポンプを装着する準備を致します。
しかしながら、シリンダーのみ交換チューン(今のところ)で、強化オイルポンプ+オリフィス拡大は「本当に必要なのか?」と悩みました。
私はワインディング大好き男故、長ーい長ーい登り坂に遭遇することも少なくないでしょう。
そんな時はフルスロットルでギアを1段落とし、比較的高い回転域で長い間走らなければならないことだってあるはずです。
そういうイレギュラー時のことを考えれば(キリガナイ)、OP強化+オリフィス拡大はやってて安心だと判断しました。
しかも一番「アチチ(゚ロ゚;)」となるのはクランクよりヘッド周りですし・・・
また、FIモンキーは12Vキャブモンキーの1.5倍の流量を誇るOPに変更され、オリフィスも 0.8mm→1.5mmにも拡大されていることから(FIとキャブの差もあると思いますが)、フルノーマルエンジンで乗るなら未だしもボアアップするとなれば不十分なのでしょう。
しかし、「ポンプとオリフィスは何もしないよ!」という方がいるのも事実で、「クランク周辺のオイル量を減らしたくない=腰上が壊れる方がまだ楽」ということです。
もはやここまで色々と考えれば、その人の車両状態によって流量・温度・圧力・粘性などの関係性を徹底的に検証する必要があると思います。
それとクラッチも3枚に(強化クラッチ)するので、いずれんにせよ外さねば。
前置きが長くなりましたが、クラッチを外しましょう。工具は以下の2つを使用しました。
上はプーリーホルダーですが、特にこれでなければならないというわけではありません。
私は2ストジョグも所有しているので、このツールの方が都合が良いのです。
そして、ロックナットの締緩には下のSSTが必要になります。
ロックナットは通常通り反時計回りで緩みます。
クラッチがASSYが外れました。
次にオイルポンプの取り外しに移ります。
+ネジ箇所を緩めるわけですが、高トルクで締め付けられているので、ショックドライバーなどを使用して緩めます。
はい。外れました。
次にオリフィスの拡大です。本来この作業はクランクケースを割って行うべきですが、私は削りカスを入れないように慎重に手で空けます。
ノーマル比2倍のオイルポンプ装着につき2mmに拡大します。
(あくまでも私の判断です。1.5mmでも1.8mmでも個人の自由です)
非常に柔らかいので、電動ドリルでやらなくてよかったと思っています。
はい。無事拡大できました。
あとは削りカスをきれいに掃除して終わりです。
強化クラッチと強化オイルポンプの到着を待ちます。
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