【ムーヴ】CVTF(フルード)交換~L175S~
※引越し記事です。
※こちらの作業は直接故障に繋がる可能性がかなり高い内容となるため、自信の無い方や必要な知識を有していない方には決してオススメ出来ません。
点検整備記録簿にはCVTフルード(以下CVTF)の交換歴が特に記載されていないため10年以上・90,000km以上も無交換ということが予想されます 汗
L175Sムーヴに限らず同じCVTが載っている車両もですが、基本的にトランスミッションケースに封印がされていないためダイハツ側としては「CVTFは適宜交換するべき」という姿勢です。
意外と廃車までまず交換しないような部品が色々と交換されていたり「おいおい、こんなもの交換するくらいならアレを交換しろよ!」と思ってしまうほど、前オーナーの維持構想や整備ショップの方針に「?」が付いてしまします;
今回交換に使用フルードは「アイシン(AISIN)」の「CFEx」です。
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尚、シビアコンディション等で短期スパンで交換する場合はドラム缶で購入した方がお得かと思います。
今回使用する小道具を。
ポリジョッキは2個使います。
1つは注入用、もう1つは廃油計量用です(この辺りは各々で違うと思います)。
そして漏斗と耐油ホースを合体させたものですね。
まずはオイルパンの下にトレーなどを置きドレンプラグからCVTFを抜きます。
レベルゲージを抜いた状態でドレンプラグを開放すると勢いよくCVTFが流れ出ますので注意です。
↑画像は抜け終わりそうな時の様子です。出たてはもっと「ドバーッ!」です。
3.05~3.1L程抜けました。5日程乗っていなかったのでこれだけ出たと思われます。
それにしても100%グレープジュースのような色ですね…。
そして抜けた分のCVTFを注入していきます。
↑ヘッドライトやバンパーなどがありませんが気にしないで下さい。
また、ブリッツのエアフィルターを入れているのでブリッツのエンブレムか何か無いかガラクタ箱を探したら某大陸製のアルミエンブレムがあったのでペタっと貼ってます。
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「BLITZ」だけでいいものの「POWER BOOK」まで付いてるもんだから非常にヘンテコです 爆
さすがチャイナ!ブリッツパワーブックはブリッツさんの商品カタログですよ!笑
CVTFの注入はエンジンオイルより慎重に行う必要があります(特に屋外作業時)。
注入時に使用する漏斗・ホース・ジョッキにゴミ等不純物が付着していないか何度も何度も確認します。もし付着していれば徹底的に除去します。
真新しいCVTFは本当に鮮やかな赤色です。
このように撮影している暇があればさっさと終わらせるべきです 汗
CVTFの注入が完了したらエンジンを始動し少しアイドルさせ「Pレンジ→Bレンジ→Pレンジ」の各ポジションを1つ1つゆっくり往復させます。そして変な臭い・振動・異音が無いことを確認し数十km程度走行します。その後、CVTFゲージのHOTとCOOLの間となっているか、規定量になっているか確認します。
交換後のフィーリングについてですが、元がCVTということもあり特段大きな変化はありませんが、街乗りでの平均燃費が1~2km/L程向上しました!これは嬉しいですね。
次回は5,000km~10,000km走行後、ストレーナー等も交換する予定です。…交換する前に、エンジンブロックまたはシリンダーヘッド歪みによる冷却水漏れ、およびオーバーヒート症状出現のため廃車となりました 泣