【ムーヴ】ロアアームボールジョイントブーツ(ダストカバー)交換~L175S~
※引越し記事です。
〇新品のダストブーツ
今回も使用するのはブーツ類ではお馴染みの「Miyaco(ミヤコ自動車工業株式会社)」の品番「TBC-031」です。タイロッドエンドボールジョイントブーツと同じサイズ・同じ品番かと思いきや…そうではないんですねぇ。微妙に違います。
ダイハツ公式の呼び名は「ロワーボールジョイント ダストカバー」で純正品番「43345-B2010」です。
〇ジョイントプーラー
タイロッドエンドボールジョイントをハンマーなどでブッ叩いて強引にナックルから離脱させるならば必要ありませんが、ロアアームボールジョイントブーツや他にプーラーが必要な部品を交換する予定があるならば持っておきたい工具です。
タイロッドエンドボールジョイントダストブーツ交換の記事にも記載していますが、ロアアームボールジョイントをナックル部から離脱させる際にドライブシャフトブーツとの間に入れるわけですが、厚みがあるせいでそのままでは入らなかったため、下記画像のように若干削る必要がありました。
具体的にこれがどう活かされるのかはこれから出て参ります。
ロアアームボールジョイントは車種によって様々な向きがありますが、私のL175S(L185Sおよび同じサスペンション部品・構成の車種)ムーヴの場合はナットが上に来るタイプです。
そのため、プーラーを突っ込むスペースが無く、今回購入したプーラーをそのまま差し込むことができません。よって、使うためにはいくらか削る必要がありました(削ったのは黄色の部分です)。
そうするとこのようにしっかりと差し込むことが可能となります。
こちらもタイロッドエンドを外す時ようにナットを浅掛けしておきながら徐々に締めこんでいくと「バキーン!」という結構な音と共に外れるため、初めて行う方はびっくりするかもしれません。
その後、古いブーツを取り外したりボールジョイントに付いている古いグリスや汚れを綺麗に拭き取るわけですが、ロアアーム自体を下げる且つショックごとナックルをずらさないと十分に作業出来ません。
ロアアームとナックル部分が分離するとストラットごとブランブランな状態となります。
私はストラットを後方にずらす方法を取りました。この時、ドライブシャフトが抜けないように気を付ける必要があります(ドラシャブーツが付いている+Cリングで固定されているのでそれ程簡単には抜けないと思いますが)。
↑しかしながら本当に足回りに錆が少ないですね…関東・関西の非降雪地域で長年乗られている車体はこうも違う!
それはさておき、ジョイントはこんな具合に綺麗にします。
新品ブーツとの比較です。どれが新品かは一目瞭然ですね!
こちらにもリチウムグリスを塗り込みます。ボールジョイントをグリグリ回しながら均等に塗り込み新品のブーツを装着します。
↑こちらの画像で分かると思いますが、ロアアーム自体を下げっぱなしにしたいため、適当な物(今回はハンマー)をスタビライザーとロアアームの間に挟めて作業しました。
これにてタイロッドエンドボールジョイントダストカバーとロアアームボールジョイントダストカバーの交換が完了しました!