【VTZ】キャブリフレッシュ&吸気系小変更
中古バイクを購入したらまずはバラッバラにしなければなりませんね!?到着後すぐに乗り回すなんて恐ろしくて無理です!
ということでキャブおよび吸気系の観察と各部品の交換等を行います。
まず車体からキャブを取り外すわけですがVTZを触るの初めなので、どういう形で脱着するのが良いのか分からず適当に作業を進めております…。
エアクリBOXやエレメントを外すとこのようなファンネルが現れます。
あぁ…やっぱりやっちゃった…笑
この皿ごと外せば良いのですが…
やってしまったものは仕方ありません。
まず初めに開けたのがエアカットバルブカバーです。何故かと言うと、到着直後に一応エンジンを掛けてはみたもののアイドリングが結構不安定だったからです。
ん~やっぱり何だか状態は良くなさそうです。
メリメリっと剥がし外周は溝をキレイに清掃します。
経路にヘンな物が入っていかないように一応養生を。
どうせなので、カチコチに硬化しガソリンの流れも碌に分からない純正フューエルホースを交換します。
定番のキタコ スーパーフューエルホースを使用します。
これでガソリンの流れがバッチリ見えます・∀・
キタコ 991-0811000 スーパーフュエルホースセット ピンク (内径φ8 X クリップφ12 X 1m) キタコ 991-0811000
価格:589円(税込、送料別) (2017/9/5時点)
エアカットバルブは社外品(NAPCO ナプコ?)を使用することにしました。
バネの巻き数と自由長が異なっていますが、何か不都合が起きるのでしょうかね?
長:純正 短:NAPCO
VTZは負圧式キャブなので当然ピストンバルブにダイヤフラムが付いていますので、こちらもカバーを開けて点検してみましたが全く問題のないピチピチ具合でした!破れも無く弾力十分です。
それにしてもピストンバルブのスプリングってこんなに長いんですね!これにはビックリしました 笑
もはやこれはビックリ箱のソレ並ですよ。
あれやこれやと点検交換が済んだら皿と合体です。
おや?何かおかしいですね-д-
実はコレ組み方が180°違っています 笑
正解はこちらです。
跨った状態で燃料ホース類が右側出しでスロットルワイヤーが左側装着が正解です。
逆でも普通に着いちゃうので注意ですね。
組み立てとバラシがごちゃごちゃしてすみません。。。
VTZ後期型はエアインテークが1つ塞がっているため、禁断の開放手術を行いました。
このメクラ、意外と厚いので良く切れる小さなカッターで切りました。
この後、熱した千枚通しで切り口を滑らかに溶かしました。
また、インマニがちょっと気になったので手配しました。
左:VTZ純正 右:スパーダ・ゼルビス等用
品番が変わっていますが全く問題ありません。
フロートチャンバーのビスとエアカットバルブカバーのビスも換えます。
パイロットスクリュー(以下PS)は部品が足りませんでした…
なのでリペアキットを手配。
組み付け順番はこの通りです。VTZに限らず大抵のPSはこのような順番です。
キャブ組み上げ完了。
PSはー形状から+形状になりました。
目視による同調を行いキャブを取り付け、その他の部品も戻し終了。
PSは分解時に調べたところ約1回転半戻しだったため、何となく2回転戻しにしておきました。その状態で走ってみると、4,000rpmを超えた辺りからまるで過給が始まりブーストが掛かったように「ぐおぉぉぉ!!!」っと急激にパワーが出てくるので、2回と1/4戻しに変更してみましたが…全く変わらなかったので2回転に戻しました(PSはスロットルが中開度でも影響が出るらしいので)。
こういうエンジン特性なんですかね?危ないったらありゃしません。身体が後ろに持って行かれます 笑
こんな暴力的なパワーの出方をされてはおじいさんは乗れませんな。
☆パーツ・ツール一覧はこちらから☆