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【プジョー308】ATF交換編 九州の某中古車屋に騙された話⑪

   

しかしながら、このプジョー308を販売したバカショップ、一体何をもって「バッチリ整備しておきましたよ!」ってドヤり気味にほざいていたのでしょうか。到底理解出来ません。
結論から言うと、まともに遠出が出来たのは、気が付けば購入後1年近く経過した頃でした…。

▼AL4とAM6

それはさておき、トルクコンバーター式オートマチックトランスミッションの要であるオートマチックトランスミッションフルード(以下ATF)の交換を行いました。
「オートマ”オイル“」だと勘違いしている方々が結構いますが、オイルではありません。あくまで専用フルード(液)です。

この車両もご多分に漏れず、ATF交換履歴は見当たりませんでした。
それにしても何でATF交換しないのでしょうか?歴代の購入車両ほぼ全て無交換(多分)です。
一体どういうこと?

初代308の前期型まではPSA伝統且つ悪名高き(笑)4速の「AL4」が搭載されていましたが、後期型からはアイシンAW製の6速AT「AM6」に変更されました(勿論ユーロ5対応)。
しかし、いくらアイシンATだからと言っても決して安心は出来ないようで、原因不明の突然死が結構報告されています…。
ヘタすりゃVW/AudiがDSG搭載前に採用していたアイシンAW製6速ATと同じ運命…?

▼ATF

使用するATFは、自身が長年愛用している「A.S.H.(アッシュ)株式会社ジェイシーディプロダクツ」社製「VFS」というモデルです。
これは以前所有していたAL4(AT8)搭載のプジョー208でも実感済みですが、とにかく「これ本当に同じミッションか?」と思う程に変速フィールが良くなるもんで、それ以来ずっとこのフルードを使用しています(もはや信者)。

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我流ですが、1度に交換する量は3Lと決めていて「下抜き(3L弱)→3L注入→レベル合わせ→数百km走行」という工程を3回繰り返すと大体キレイな赤色になっていきます。
メルセデスのようにトルコンにもドレンプラグがあれば良いんですけどね(あるのかな)。

▼交換作業

ドレンプラグは2つあり、1つ目は単に(レベル調整)排出用、2つ目は油面調整用で、これはどのメーカーも大抵この形式だと思います。
まずトルクスで注入プラグを緩めます。
当時はDIYインダクション化していたため容易にアクセス可能ですが、純正状態はレゾネーターなどがドッカリ鎮座しているので外さなければなりません。

ご丁寧に?ピンク色のステッカーが貼られているので分かり易いです。

次にドレンプラグを緩めてATFを排出します。
…ん?液ガスやらシリコンコーキング剤やらがベッチャリ塗り散らかされています(笑)
多分ミッション側のシールかクランクシールが逝ってるのでしょう。

排出されたATFおよそ3L。
汚れているには変わりないのですが…

んん?辛うじて赤味がかってるってことは何度か変えてる?それともこれは私が1回変えた後で撮ったもの?もう思い出せません(苦笑)

それと新品の油面出しプラグはなぜか少し長くなっていました。
ATF量が不十分だったってこと?シレっと変えるなぁ…。

ドレンプラグを装着し新ATFを入れていきます。

屋外作業時は極力異物混入を避けるためネットごしに注入しています。

使用しているホース内径はφ9かφ10だった筈です。

注入完了後、エンジンを始動しアイドリング中にPレンジ→Dレンジ→Pレンジを繰り返し、非接触温度計でミッション下部が30℃を超えたらドレンプラグ小を取り外し油面を出します。
ATFがチョロチョロの垂れ具合になれば締めます。
本来であればテスター等でATF温度(確か50~60℃前後)を監視しながら且つ車両が完全に水平な状態で作業を行うのが完璧ですが、そんなのは無理です。

この記事も作成完了まで半年程掛かってしまいました…。

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