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【公務員】「会計年度任用職員」のワナ

   

▼会計年度任用職員

会計年度任用職員」という役職を見聞きしたことはあるでしょうか。
この役職は以前「臨時職員」や「非常勤職員」という名称でした(現在も一部の地方自治体で使用されていることもあるようです)。
この職員は「地方公務員法」が適用される有期雇用の公務員で、上記職員に代わる雇用形態として導入されました。
採用および任用は下記の通りです。

〇任用期間は1会計年度(4月1日から翌年3月31日)毎
〇最長で1年
〇1会計年度を超えない範囲の任用のため数年間勤続可という保証は無い
〇任用期間中の勤務実績に基づき人事評価が行われる
〇上記結果により最大2回まで再任用される可能性有り

※給与や福利厚生等の記載は地方自治体毎に異なるため省略します。

▼試験から採用まで

かく言う私も若かりし頃、某県にて臨時職員をしていました。
その当時の募集職務内容および求められる人材が非常にニッチで「この条件に当てはまる人間はそうそう居ないだろう」と思えるものでしたが、たまたま私がドンピシャだったので採用されたのだろうと思っています。
何分昔ので試験内容は明確に思い出せませんが、一般教養・論文・面接だった気がします。
一般教養問題は新卒という身分で学生時代から然程離れていなかったことも幸いし、関数の問題から政界情勢に至るまで満遍なく解答できたと記憶していて、小論文は高校時代から突如として得意になっていたこともあり、1,000字程度であれば全く苦ではないという状態でした。
面接はごく一般的なものでしたが、職務内容が特殊だったため「このような職務内容だが大丈夫か」と確認された記憶があります。

▼自身の経験

「臨時職員」という立場上のイメージは正規職員ではないことから、どうしてもネガティブなことばかりが浮かび散らかし、ネット上で色々と検索すると案の定「ハブられる」「仲間外れ」「空気扱い」などなど酷い情報が出るわ出るわ…。
もちろん、それら全てが真実ではないと思っていましたが、中にはそういった実例があっても別におかしくはないだろうと。
そのため初出勤日は「戦地へ向かう覚悟」で行きました。
…ところが、結論から言えば全くそのようなことはなかったです。
部署内は然り、他部署の方々とも仲良くなり「あぁ…これがまともな人間で構成される公務員の世界か」と感嘆に耽っていたことを今でもはっきりと覚えています。
そりゃあ”まともで真っ当”な成人が、そのような不毛なことがする筈がないです。
何より出勤が楽しくて仕方がなかったです。こんな経験あります?
明日もあの場所で働ける!」と思えるって中々無いと思います。何て幸せなことか!
出来ることなら長く働きたかった…。

▼不明瞭な人選フィルター

就職・転職活動を行った経験がある方は一度は絶対感じたことがあると思います。
明らかに何かで弾かれている
それは募集要項・求める人材・応募資格には記載されていないこと…。

ここでは民間企業は置いておいて、会計年度任用職員に限り話します。
基本的に年齢や性別などの制限は特に設けられていないことが多いですが、大企業等と同様に実は我々には分からない「フィルター」が確実に存在しているものと思われます。
具体的には下記のようなものです。

〇年齢制限→30歳以下が良い
〇性別→女性が良い
〇容姿→端麗(キレイ・カワイイ系)
〇性格→トゲトゲしすぎずおっとりもしすぎない
〇疾患・障害→精神系は〇んで欲しい

会計年度任用職員の採用には書類選考と面接がありますが、特に面接官が全員男性の場合は要注意です。というか、その時点で男性は受かりません。
そして、面接途中であからさまに結果が分かります。面接官の手元にあるチェックシートに走らせるペンの動きを見れば「あ、今回も不採用だな」と100%分かります(HSPの私だからかもしれませんが)。
案の定、後日送付される採否通知書には「見送り」の旨。

▼合格できる人・不合格な人


既述の通り、募集要項・応募資格資料には記載されていないフィルターが確実に存在するため、私が絶対にオススメしない人物を並べます。
当てはまる方は、例え会計年度任用職員でもなれません。

〇男性(特にオッサン)
〇30歳以上
〇ガタイが良い
〇虚弱すぎる

〇顔面偏差値が低い
〇容姿が悪い(ブサイク)

〇疾患や障害持ち
〇極端な低学歴
〇極端な高学歴
〇積極性が高すぎる
〇気が強すぎる

〇特出した職務経歴が無い

以上です。
上記特に数個当てはまる方は何度チャレンジしても合格出来ませんので注意です。

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