inakamoto -イナカモト-

地方暮らしとクルマとバイク 趣味と闘病記…

【ムーヴ】タイヤ&ホイール変更 ワッシャーキャンバーの罠~L175S~②

   

※引越し記事です。

▼トー角

キャンバーを付ける前にいつもの「タイヤトレッド&スケール法(下図)」でトー角を測ってみたところ、やはり7mm程F>Rでトーインという結果でした。
しかしながら7mmトーインというはFF車においてそれ程走行に支障を来すような数値ではないんじゃないかな…と(もちろんジムカーナ等を除けばトー角±0°が理想なのは言うまでもありませんが)。

▼ハブベアリング外し

リアアクスルハブ&ベアリングASSYの取り外しですが、ブレーキシュー(ブレーキライニング)等を外さずに行う場合はちょっとイジる必要があります。
アジャストレバーをシューが開く方向へカチカチ動かすとボルトを抜き取ることが出来ます。この時、アジャストレバーがどの辺りで噛み合っていたのかマーキング等しておくと戻しが楽です。
戻す時はアジャストレバーを目一杯シューが縮んでいる状態にしても、ドラムカバーを戻しエンジンを掛け、ブレーキペダルを何回か踏みパーキングペダルも何回か踏めば勝手に調整されます
尚、シューは多少上下に動かすことが出来るので、バッキングプレートも含め上手に動かしながらボルトを取り外します。
(上部のボルトを完全に取り外さない場合はこの作業は必要ないかと思います)

▼キャンバー角を強く

よりネガティブ方向にキャンバー角を増すために「ワッシャー」を使用してみることに。
このお手軽キャンバー角付け方法は意外とメジャーなようで「ワッシャーキャンバー」と検索してみると見事に結構ヒットします。
しかしこれには当然と言えば当然な罠が…(罠と言う程でもない)

ワッシャーを下に挟み込んだら、リアアクスルハブボルトの締めつけは気持ち「トーアウト」を意識した順番で締めつけます。
つまり、リア側から締めつけていきます(大した効果は得られませんが…)。

▼ワッシャーキャンバーの効果

10mmスペーサー単体では7mmF>Rでしたが、5mmスペーサーを更に追加した合計15mmでは当然トー角がよりキツくなるため倍の14mmF>Rというとんでもない結果に…。
こんなにトーインになっては、もはや直進安定性に影響が出たり転がり抵抗MAXでまともに走れなくなるため、結局下側2ヶ所だけワッシャーキャンバーは却下することにし、一応画像だけは撮りました 笑

この状態ではあまり分かりませんね。

このアングルでも然程キャンバー角が付いていないような…しかし…

前側からのアングルではドッヒャー!笑
ゴリゴリネガキャンです 笑 何度付いてたんだろう…

▼ワッシャーキャンバーのベストな方法

極端なトーインを解消のためにはワッシャーをA.前方下に1枚だけ挟む」やB.前方下2枚・前方上1枚・後方下1枚・後方上0枚」といった変則的な挟み方が効果的です。
しかし、アクスルハブボルト・アクスルハブ・バッキングプレートが面で接地していないことや角度が影響し、ボルトを締めこんだ際にアクスルハブが本体が歪みベアリングに負荷が掛かりスムーズに回転しなくなる恐れがあるため、やはりこれもあまりやってはいけない方法となります。

…とは言いつつ、後日Bの方を試してみました。
この方法では極端なトーイン状態・トー角が付くのが抑えることが出来、尚且つ直進安定性やハンドリングに目立った悪影響はありませんでした。
先ずは微調整可能な柔らか目の材質ワッシャーとして「Gクラフト」社製「シムセット」をチョイス。

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トーションビーム前側アングル。ワッシャー枚数は上1/下2

トーションビーム上側アングル。ワッシャー枚数左0/右1

トーションビーム後側アングル。ワッシャー枚数上0/下1

トーションビーム下側タイヤとのクリアランス確認アングル。
結構キワッキワです

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