inakamoto -イナカモト-

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【疾患】適応障害・うつ状態は病院に行くのも億劫

   

タイトルの通りで、治療を受けに行く・疾患を直しに行く筈の病院が辛く嫌で億劫な存在になっているのが事実です。
特に自身と同じうつ病・うつ状態の方はきっとそうではないでしょうか。

今回はこのことについて触れていきたいと思います。

▼通院が億劫になる要因

この根底には「医師も所詮は他人 どうせ分からない」という思いがあるからだと。
でもそれは当然です。医師は超能力者ではない。他人のこと全てが分かる筈が無いです。有り得ません。
だからこそ「自分はこんなにも辛い!」という現状を細かく明確に伝えなければならないわけですが、「親しい間柄でも無いのに○○のことも話すのはなんかなぁ…」と困ってしまうことも少なくありません。
特にうつの要因にはプライベートが大きく関わっていることが多く、ご多分に漏れず自身もその一人です。
加えて「些細なことまで伝えたら薬の量が多くなるんじゃ…」と嫌な予感がしてしまい、事細かに伝えることが恐ろしいから結局言いたいことが言えず仕舞で終わることが多々あります。

また、自身は他人の様子が物凄く過敏に気になる気質の人間で待合室は地獄そのもの。前を向くことや周囲を見渡すことさえ難しく、これも病院・通院が億劫になる要因の1つです。

このようなことがグッチャグチャに積み重なり、通院前日の夜は不眠に陥ったりしてしまいます。
それと「行かなきゃ」という強迫観念に似たものにも駆られてしまい、これは自分自身でコントロールすることは不可能です。
こうなると頓服薬に頼らなければならないこともしばしば。

病院に行くのに具合が悪くなるとは本末転倒ですよね。でも「何を聞かれるのか」「どう話そう」「何をどこまで言おう」「またあの空間に行くのか」などなど考えあぐねてしまう結果具合が悪くなってしまうのです。
服用中の抗鬱・抗不安・睡眠導入剤すら効かなくなる程辛くなります。

▼費用が嵩む・貧困

病院に掛かるわけですから当然費用が発生します。
職を失い収入を得る手段だ絶った状況の人間にとって月に数回何千円も飛んで行くなんて、これほど苦痛なことはありません。
例え傷病手当などが支給されたとしても、それは僅かなもので精神的な安定には繋がりません。
無料であれば少しは気分的に違ってくるのでしょうけど…上記の通り結局通院自体が苦痛なわけですから、やはり無料となっても変化はないかもしれません。
それに各種手当・支給金だって当然永遠に貰えるわけではなく、いつかは断ち切られます。
結局これも下記に記述している通りのことに繋がります。

▼聞かれて特に困る事

どうしたい?」「どうなりたい?」と今後のこと=未来のことを聞かれるのが一番の苦痛で「それが分からないから辛いんだろ!」と叫びたくなるのも正直なところ。
自分がこれからどうしたい・どうなりたいかが明確にスパッと整理がつくのなら苦労はしないし病んだりはしません。
また、これは医師に限らず家族・友人・知人にも当てはまると思いますが「体調はどう?」と聞かれるのもこれまた返答に困るもので「どう答えるのが正解なんだろう…」と中々言葉で表すことが困難だったりします。
メンタルが正常な人間には1ミリも理解して貰えないですから。

作成日:2022/1/31
投稿日:2022/2/4

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