【ムーヴ】インタークーラーの洗浄・清掃 他~L175S~
※引越し記事です。
私のムーヴも走行距離が90,000kmも越え、これまで一度も清掃・洗浄作業を行っていないであろうインタークーラー(以下I/C)をクリーニングすることにしました。
ターボ・スーパーチャージャーなどの強制過給器エンジン車はどうしてもブローバイが多くなりがちで、パイプというパイプも結構ドロドロフェスティバルが高頻度で開催されます。もちろん、ドバーッとオイルが出てくるようであれば明らかに異常なので早急に原因を究明する必要がありますが。
まずはエアスクープ兼エンジンカバーを外すところからですね。
パイプ類を外す準備をします。
スロットルへ繋がるパイプと本体を固定するボルトを外していきます。10mmです。
ボルトを外し終えたら裏側のブローバイホースも忘れずに外します。
タービンIN側と接続するパイプにはブローバイが…
裏側もそこそこ汚れが。主にカシメ部分からのブローバイミスト吹き出しですね。
それにしても液体ガスケットが塗布されているのが気になります(後ほど判明します)。
本体の洗浄には贅沢にホワイトガソリンを使用する方も多くいらっしゃいますが、今回は灯油を使ってジャバジャバ洗うことにしました。
まずは覗ける範囲で汚れ具合を見てみます。
I/Cのスロットル側ですが、確かにちょっと汚れていますね。
…にしてもここに液ガス塗りたくるかね?
タービン側は見えませんが、内側はあの通りブローバイ祭りです。
ホースの隙間から出たミストが周辺も汚しています。
さて洗いに入りますが、私はタービン側に封をしてスロットル側から灯油を注ぎ込んでジャブジャブシェイキングすることにしました。
…しかし、輪ゴムの固定が甘かったせいで十分にシェイキングする前にバッシャー!っとぶちまけてしましました…。
↑なのでこれは軽くシェイクした1回目の色ということで…
2回目は薄ら色が付く程度でしたので灯油洗いはこれでOKとしました。
10年以上経過&90,000km以上走行としては意外とキレイでしたが、液ガスが塗られていたということは1度何らかの事情で外しているとも考えられます。
そしてその液ガスの件ですが、Oリングがちぎれかけていたためと判明しました。
この誤魔化し方は前オーナーによるものかポンコツ自動車整備屋によるものか分かりませんが、いずれにせよOリングくらい交換して欲しいものです。
今回のこの件は想定外だったので、モンキーで使っているSP武川のタペットカバー用Oリングを代用することにしました。
ついでなのでインテーク系の太いパイプ類は全て外して清掃しました。
ターボ車故にブローバイフェスティバルは避けられないところなので定期的な清掃は必要だと感じました(オイルキャッチタンク設置を検討しますかね)。
インタークーラーの大きさについてですが、デカすぎるとオーバークールはもちろん燃焼効率などに悪影響を及ぼしますが、改めて「こんなに小さなクーラーで十分なのだろうか」と思ってしまいました。しかし、排気量が0.66Lぽっちで握り拳程度の小さなタービンが付いているだけなので、大きなタービンを交換したりヘンにブーストを上げるようなことをしない限り妥当な大きさでしょうね。